ビューティフルマインド

ヒューマンドラマ

作品情報

原題A Beautiful Mind
上映時間134分
監督ロン・ハワード
メインキャストラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー
公開2001年

あらすじ

天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた伝記映画。

数学一筋でプリンストン大学院に進学したナッシュ。画期的な『ゲーム理論』についての論文を書き上げ、その功績から第一志望であったMITのウィーラー研究所に採用される。しかし彼の類まれな数学のセンスを冷戦下のアメリカのための暗号解読に使いたいと謎の男から勧誘され、米ソ冷戦下のアメリカのために暗号解読のプロとしてスパイの仕事も受けるようになる。自身の研究や母国への貢献、結婚も果たし何不自由ないと思っていた矢先、彼はプレッシャーを感じ始める。そして驚きの真実が発覚することになる。

ネタバレ感想

ジョン・ナッシュ

ジョンナッシュは1994年に『ゲーム理論』を経済学へ応用でノーベル経済学賞受賞した天才数学者である。おそらく『ナッシュ均衡』や『ナッシュ交渉解等』など一度は聞いたことがあるのではないだろうか。とりあえず天才である。

数学人生で見つけた最大の方程式の解

本作は主にジョンナッシュの功績、成功にいたるまでの統合失調症との闘い、そしてアリシアに対しての愛。

この中でもっとも重要なテーマがある。

それは『愛』だ。

作中のナッシュはノーベル賞受賞スピーチで次のように演説した。

私は数を信じてきました。理を導く方程式や理論、一生をそれに捧げた。

いま問いたいのは”論理とはなにか”、”理の定義は”

答えを追って私は、理学的また哲学的世界を旅し、幻覚にも迷い、戻りました。

そしてついに学んだのです。人生で一番重要なとこを。

謎に満ちた愛の方程式の中に”理”は存在するのです。

今夜私があるのは君のおかげだ。君がいて、私がある。

ありがとう。

ビューティフルマインド ジョン

君とは、妻のことであり、アリシアは彼にとってかけがえのない存在であったことがわかる。

そして最も注目してほしいのはこの映画の着地のきれいさだ。

まずジョンはコミュニケーションがあまり上手ではなくもともと人に好かれない。小さい頃の先生に”お前は脳みそが2倍ある分心が半分しかない”と言われるほどだ。自分でも『方程式を解く』ことでしか存在意義を示せないと感じていた。そんな時アリシアに出会って、愛することを知るが、彼にとって『愛』とは謎めいていて証明ができないものであった。

宇宙が無限にあるなんてまだ証明されてないし、誰も見たことがないのになぜそう言い切れるの?これは愛情にも同じことが言えると思うの

アリシア

アリシアはジョンに『愛』という名の命題を出したといっていいだろう。証明が困難で目に見えない。もちろんジョンはその時ピンときていなっかった。

それから順調に愛し合うことができていたが、統合失調症治療のための薬で何においても無気力になりアリシアを愛することさえできなくなってしまうという困難に直面することになる。

それでもアリシアはジョンを信じ続け、ついに苦労が実を結ぶ。困難を乗り越えジョンが半生をかけて気づけた”最大にして最も謎めいた方程式”に解は存在するという事実。

『愛』という命題の解はアリシア。

きれいすぎる。すきポイント高い。

好きなシーン集

ジョンがカフェテリアでペンを受け取るシーン。

実際にはこの風習は存在しないらしいが、本作では優秀な教授にペンをささげるという風習があり、ジョンもサプライズで当事者となった。本作序盤でジョンは論文提出につまずいており、一度その現場をみていたシーンがある。まさか自分がそうなるとは思っていなかったというラッセルクロウの顔がより感動的にしていると感じた。

もう一つの好きなシーンは、ジョンがプリンストンに戻って図書館の窓で計算しているときに学生とディスカッションをする場面。

その時のセリフの”最後にいつ食べた?”がニヤつきポイント。

このセリフはまだジョンが大学院生の時に幻覚であるチャールズに言われた言葉。苦しい闘病生活を乗り越えたうえで幻覚に言われた言葉を引用しているのが好きだ。

さらに若い頃は自分の研究に夢中で『明日の天才』である学生の授業を手抜きでやっていたが、この時に若い芽を育てることの意味が分かっている感が出ていてうれしい気持ちになる。

コメント

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